設定備忘録

物語の設定が思いついたら書く、もはや設定ですらないものも

何もないがあります。

 

勝負をかけた映画作品がこけた甲斐は
映画監督としてのこれからに途方に暮れていた。
そんなとき地元の県庁で働く高校の同級生
内藤に地域活性化のために映画を撮ることを打診された甲斐。
地元愛は無くむしろ小馬鹿にしていた甲斐だったが、資金等の優遇、前作の失敗で受けてしまった汚名を返上するために
映画を撮ることを了承する。

脚本を書き始めに故郷に戻った甲斐。
だが、
紹介された場所が映画にふさわしい場所がないと嘆く。
内藤の働きの元に協力してくれるつもりだった同級生達だったが
地元を小馬鹿にする甲斐の態度に辟易し
甲斐とぶつかり合う。

痛いところを突かれて甲斐は余計に酷いことを言ってしまい、同級生は甲斐の元を離れる。

少し頭を冷やした方がいいと、
協力してくれていた内藤にまで言われる甲斐。

甲斐は学生時代によく行っていた公園、小学校ぼーっと過ごす。
学校帰りに食べるのが好きだったお店に行く。

夕方、海にて
懐かしい気持ちと安心する気持ちが
入り混じる甲斐。

そこに内藤が来る。

地元っていうのは育った人間1人1人の思い出で形成されているんだ。
田舎だろうと都会だろうと、それは一緒で。

実は俺はな、これで観光客が増えればいいなんて思ってるわけじゃないんだ。
ここに住んでいる人たちにもっと地元をすきになって欲しいんだよ。
ここに住んでいる人たちにはさ、
お前が行ったように、外に出る勇気が、なかった人間だっているだろうし、安藤みたいに出れなかったやつだっている。
地元を好きで残ってる奴も多いけど、
好きになれない奴だっている。
そんな奴らにこの場所を好きになって欲しいんだよ。

 

みんなの思い出の地を脚本に盛りこもうと
奔走する甲斐に心を動かされ協力的になる面々。


しかし、甲斐が市を卑下するような内容の発言してる際の動画が撮られ、動画サイトにアップされており、
県庁は甲斐に監督を任せることはできない
と判断してを下してしまった。

真剣に脚本と、地元に向き合おうとしていた甲斐の思いを知った同級生達はなんとかその脚本で映画を撮ろうと必死になる。

動画をあげたのは安藤で、甲斐許せなかったらしいが自分が巻き起こしたツケは自分で清算すると決意していた。
動画は撮影中のもので、甲斐が話しているセリフは台本にあったものをそのまま読んでいただけということになった。

必然的に甲斐は映画に出らざるを得ない状況に。
こうして、甲斐は呼び戻され
劇中劇を行う脚本を書くことになり、
再びみんなで、映画を作ることにする

そこから一人一人の地元で大切な場所をめぐる。

脚本が書き終わる。